時計修理事例の料金比較と写真

各種ブランド時計の修理事例の料金比較と写真を掲載しています。

ロレックス エクスプローラⅡ オーバーホールと部品交換

 

今回の修理事例はロレックス エクスプローラⅡ 型番3185

内容はオーバーホールと4番車交換です。

 

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人気の黒文字盤でスポーティな雰囲気のカレンダー付きモデルです。

針が抜けにくいようです。
あまりOHしていない場合、ゆるみがなく分解しにくい場合もあります。

 

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カレンダーや文字盤、GMT(二か国表示)は洗浄いたしません。
インデックスが取れてしまう恐れがあるためです。

テンプの上下のルビーを外し、テンプを付け直します。
テンプは複雑な形状ですので細心の注意をはらって、固定して洗浄します。

 

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ルビーは1ミリ程度のものですので、
ピンセットでもつまめない場合は練り消しゴムのようなロディコ等を使って外します。

ご利用誠にありがとうございました。

オーバーホール ¥42,984(税込)

摩耗のため2番車交換
¥20,000(税込)

計¥62,984

 

 

 

ロレックス紳士用デイトジャストのOHと研磨

 

本日の事例はシルバーがクラシカルな雰囲気の
50年以上のモデルです。

 

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バネ棒の錆びつきのため、ベルトを本体から外すことができませんでした。
他の部品を傷めないように、このまま分解を進めます。

ベルトは最終的な洗浄前に外します。

 

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自動巻き部品を外しました。
文字盤はきれいですが、内部にはかなりの汚れがみられます。

カレンダー部分も外します。
カレンダーを留めるネジはとても小さいものです。

今回は文字盤側のパーツはあまり汚れていませんが、
常に動く歯車側には痛みがみられます。

文字盤がはずせたら、輪列受けに続きます。
テンプ、アンクルと続きます。

香箱に続く角穴車を外します。

 

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テンプは破損防止のため、洗浄前に部品に固定し直します。

交換の為に用意した、新しい二番車もほかの部品と一緒にまずは洗浄します。
交換した二番車は確認のため、取り替えたゼンマイとともに依頼者様にお返しします。

パーツを直接ベンジンを使ってブラシで洗浄する場合もあります。
文字盤は洗浄しません。

ご利用誠にありがとうございました。

 

紳士用デイトジャスト
型番16030
キャリバー3135

OH研磨
39,800
研磨のみ(20,000)

摩耗のため2番車交換
20,000

計59,800

ロレックス サブマリナー 品番 14060

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ロレックス サブマリナー オーバーホール

品番 14060

今回の修理事例は人気の黒いモデルです。
自動巻きで、カレンダーのないシンプルな構造です。
50年程度の前のモデルですが、丁寧に使われているようで
大きな傷等は見られません。

しかしながら、内部の油は年月により自然に劣化し、
粘りが出ることによって内部部品に負荷がかかり、
破損の原因のひとつにもなりかねません。

 

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定期的なメンテナンスを施すことにより、
部品交換の必要も少なくなり、長く世代を超えて
ご愛用いただく逸品としての価値を維持できます。

ゼンマイは消耗品ですが、見ただけではその劣化がわかりにくいので、
例外なく交換します。

ご利用誠にありがとうございました。

オーバーホール 42,984円(税込)

ロレックス オイスターデイトメンズのオーバーホール

 

今回の修理事例はシンプルで光沢を抑えたマットな加工がクラシカルな雰囲気のモデルです。

ロレックス オイスターデイトメンズ
品番6694 キャリバー1225

 

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スタンダードなメンテナンスをご希望で、
見積もりの時点では交換が必要な部品も見られませんでした。

手巻きの時計は毎日ゼンマイをまかなくてはいけないは手間がかかりますが、
その会話を楽しむような取り扱いは今も人気があります。
現在ではロレックスではこの機能のモデルは生産されておりません。

自動巻き機能がついていない分、シンプルな構造となっております見落としなく丁寧に。

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カレンダー版を回す、日送り車を外します。

このモデルは以前はなかった、2針の時計であったものを
秒針を後から取り付けるために3針になったものと思われます。
1950年代から80年代までされていたロングセラーのモデルです。

ルビーは1ミリ程度のものですので、
ピンセットでもつまめない場合は練り消しゴムのようなロディコ等を使って外します。

ご利用誠にありがとうございました。

 

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オーバーホール 42,984円(税込)

 

 

 

黒いベゼルのロレックスメンズ サブマリーナ

今回の修理事例は黒いベゼルのロレックスメンズ サブマリーナです。

キャリバー ムーブナンバー3035
ダイバーズウオッチの代表格で300気圧防水です。

 

 

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自動巻きをまず外します。

2つある赤いパーツは自動巻き用の車です。
両方で引っ張り合って、自動巻きを動かす部品となります。

 

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文字盤を外し、さらに分解を進めていきます。

今回は内部のパーツで破損や摩耗は見られず、交換部品もありませんでした。

香箱真に取りつけられている、リューズに連動してゼンマイを巻く歯車は角穴車です。
香箱真と噛み合うように穴の形状が角型をしていることから角穴車と呼ばれています。

 

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香箱を開けると、ゼンマイが飛び出します。
今回は中で切れていました。
消耗品のゼンマイの交換は基本料金に含まれます。

ご利用、誠にありがとうございました。

 

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修理期間:約3週間

修理内容:オーバーホール 42,984円(税込)

 

ロレックスメンズ GMTマスターⅡ 文字盤黒 

 

今回の修理事例は黒い文字盤のロレックスメンズ GMTマスターⅡです。  

見積もりを出した時点でのチェックでは、特に交換が必要な部品は見られませんでした。
大きな傷も少なく、丁寧にご使用されておられるように見受けられます。

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風防ガラスに傷がつかないように、布を敷いて丁寧に分解を進めます。

台に乗せる前にリューズを再び取り付けます。

自動巻き部分から進めます。

 

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分解を進めるうち、巻き上げ車のホゾ(芯棒)が摩耗していることを発見しました。
交換の場合、別料金(18,000)が必要となりますのでその際は、事前に依頼者様に
確認の連絡をいたします。

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ケンヌキを使い、針を外す作業を進めます。

GMTの特徴でもある、赤い矢印型の針も外れました。
これは2か国の時差を表示するためのものです。

続いてカレンダーを外します。

文字盤側の分解に移行します。
赤いボタンのようなパーツは赤い針を動かす
ための対になったGMT特有の部品です。
これは洗浄はしない部品です。

 

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続いて時計の心臓部のテンプを外します。
さらにアンクルへとつづきます。
テンプは洗浄しませんが、テンプを受けているルビーは外します。
あまりにも小さいパーツなので、練り消しゴムのようなロディコを
使い、ひっつけて取り外します。

輪列受けを外したので、2番、3番、4番への歯車も外れます。

リューズを固定しているパーツはオシドリと呼ばれます。
壊さず洗浄するためのテクニックとして、
リューズは土台に固定した状態で洗浄するので、オシドリで固定します。

1番=香箱に、ゼンマイが入っています。
ゼンマイは消耗品なので、交換します。

 

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ご利用、誠にありがとうございました。

修理期間:4週間

交換部品: 巻き上げ車 19,440円(税込)

修理内容:オーバーホール 42,984円(税込) 

ガガミラノ クロノグラフ GG-6050.2 ガラス交換の修理事例

ガガミラノのガラス交換が当店でできるようになりました。
大きめの風防が印象的なガガミラノ。

今回お預かりしました時計は、 ガガミラノ(GaGa Milano) クロノグラフ
型番 GG-6050.2 です。

 

修理前

 

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ご依頼主様から持ち込まれた時、ドーム型の風防がひどく破損し、
ふち数ミリしか残っていない状態で、文字盤がむき出しになっておりました。

"ガガミラノ

風防を取り寄せ、新しいものと交換させていただきました。
汚れがかなりありましたので、併せて汚れを落としをさせていただきました。

 

修理後

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【修理費用内訳】
・ ガラス交換 14,040円(税込)
・ 汚れ落とし 2,160円(税込)