ロレックスデイトジャスト キャリバー1570 リファレンス1601
今回の修理事例はクラシカルなシルバーの文字盤の7、80年ほど前のモデルです。
診断の結果、オイルの質が劣化し動きが悪くなるようです。
例えば振り子状に動くテンプには専用のオイルを塗布していますが、
油が切れてくると振り幅が小さくなる等、
動きに影響が出て部品の交換にもつながります。
テンプは、テン輪、テン真、振り座などで構成される脱進機の一部です。
歯車のような重りでバネ状の部品を正確に動かす形状です。
とても繊細な作りで、破損防止のため、一旦分解してほかの部品を
外した後にまた土台に取り付けて洗浄します。
出車は、専用の出車抜きという工具を使います。
歯車を取る前に、二番車につながって固定しているツツカナを
専用工具で外します。
輪列(歯車)受けを外します。
1番がゼンマイが入っている香箱、針につながるツツカナに通じる
2番車、3番車、4番車、ガンギ車をまとめて固定しています。
今回は特に部品の交換はございませんでした。
ご利用誠にありがとうございました。
オーバーホール 基本料金42,984円(税込)